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皆何かを隠して嘘ばかりつく。
見破れたとして謝られたとしても傷つく。
何かを隠して嘘をついて薄々気づいたとしても根拠がないからモヤモヤ続く。
見破れた時は殴られて気絶するような感覚で、根拠がないからモヤモヤ続くのはナイフで腹を刺されたが死ぬまでいかない生殺しのような感じだ。
今まさにその状態だ。
早く時間が経ってこのモヤモヤが消えてしまえばいい。
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人がたくさんいる場所は精神が狂いそうになる。
病院に通うにも時にタクシーを使いお金がかかる。
自分が通う病院は地下鉄に乗るかタクシーに乗らないとたどり着けず、鬱でタクシーに乗るお金もない時は病院に行くにも一苦労で特にたまに降りて休憩を挟まないといけない。
普通の電車はある程度の広さがありラッシュを過ぎれば疎らになりまだ大丈夫だが地下鉄は狭くピークを過ぎたとしても一定の人が乗っている。
それが耐えられない。
病気が発覚してから良いことがない。リスクしかない。
知らなければよかったと後悔する日々だが、発覚しなければ自分はどこがおかしいんだ、言葉にうまく表せない人との差はなんだと悲観的になっていただろう。
アスペルガー、双極性障害は天才病だと世間は言うがそんなものは限られた人の表面の一部でしかなくその症状が仕事や趣味とうまくマッチングしないと発揮されない訳でそれ以外は苦痛でしかない。
時にそのものを抱えながらうまく社会に溶け込んで生きている人もいるだろう。
自分はまだうまく社会に溶け込めていない。
14の頃から大好きな趣味がありこれを仕事にしたいと思い始め現在その仕事をしているが症状が邪魔をして力が発揮できず未だ皆の足を引っ張る厄介者だ。
うまく社会に溶け込けこみマッチングした一部の人にたまに憧れを抱くがマッチングした限りない一部の人でさえきっとどこかで苦労をし自分の精神を少しずつ犠牲にしながら生きているんだろう。
そんな何かを抱える人はチェスで例えたらポーンだ。
ポーンというは最弱な駒であるが個性的で大きな力を秘めたチェスではかかせない駒である。
チェスの中にはキングやクイーン、ナイトのような駒もいるが、この世の中も同じでキングやクイーン、ナイト、ポーンのような人がいないと成り立たないのだろう。
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半年前、彼が出て行った時、19歳にして人生に疲れてしまい食べ物が口に入らず本気で自殺をしようとロープと練炭を買ったぐらいまで追い込まれた。
それぐらい生きる事を放棄しそうになっていた。
死ぬ前に過去を振り返った時、小学校は3年程、中学は3ヶ月、高校だけはしっかり3年間通え専門学校に進学したが冬になった頃、突然病気が悪化した。
「ああ、学校にもロクに行けず友達も少なく病気にのまれた薄っぺらい人生だった」と思い腑けたと同時に「せめて半年だけがむしゃらに頑張って20を迎え何か変わるのか?生きたいと思えるのか?」と。
そしてそれから半年経ち20になった今、仕送り、家賃、水道、電気代の支払いが勝手に止まりさらに飼っていた犬が病気になり大金の手術費がいる事になり生活費が無く死にそうになってた時に訪れた店で過呼吸になりそれがきっかけで事情を知った上で「俺の下で働け」と受け入れてくれたオーナーの下で働いた。
彼と別れて食べれなくなっていた自分を心配し一緒にいてくれた友達が友達を紹介してくれて友達が増え居場所が出来た。
皆で旅行も行った。
過去に比べたら一番友達が多い時なんじゃないかと思う。
ただ未だ昔と変わらず苦しいばかりで生きたいと思えない。
家族関係が悪く愛着障害で元々見捨てられ不安が強かったが彼が突然いなくなってさらに見捨てられ不安が強くなってしまった。
突然どうなるか分からない事を知ってしまったから先の見えない未来が怖い。
友達もそのうちいなくなってしまうんじゃないかと根拠のない不安ばかり湧いてくる。
安心できる場所が欲しいと思う反面、安心できる場所を作ってしまうとまたいつか消えてしまうと頭の中で意見がごちゃごちゃし始める。
苦しい。誰か助けて欲しい。
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最近の私はとても苦しい。